「デンタルフロスお使いですか?」
毎日暑い日が続いておりますが、楽しい夏休みももうすぐですね!
「夏休みに矯正装置が外せるように頑張りましょう!」と目標を立てて、頑張ってもらうことが多く、この時期はめでたく矯正治療を卒業する方がたくさんいらっしゃいます。
矯正装置を外すと、皆さんとても嬉しそうで、私もこの仕事をしていてよかった~~!と思う瞬間です。
外した後は「歯ブラシが楽になりました!」とか「フロスが使えるようになって嬉しい!」とのご感想を頂きます。
中には、デンタルフロスの使い方がよくわからないという方もいらっしゃるようですので、ご説明させていただきます。
デンタルフロスとは、歯と歯の間の汚れを取るもので、ホルダータイプと糸巻タイプがあります。
ホルダータイプは初心者向きで、F字タイプとY字タイプがあり、F字タイプは前歯にY字タイプは奥歯の清掃に向いています。
ホルダータイプは、のこぎりのように左右に動かしながら入れ、歯の側面に添わせながら、上下に動かし、歯垢を掻き取ります。
糸巻タイプは、ワックス付きのもの、ノンワックスのものとありますが、ワックス付きの方が歯間に入りやすく使いやすいです。
使い方は、適度な長さにカットし、両手中指(または人差し指)に巻き付け、指の間隔を1~2cmに調整します。
そして歯と歯の間にゆっくりと、小さく動かしながら挿入します。
どちらのタイプも力まかせに挿入せず、のこぎりを引くようにゆっくり動かしながらフロスを入れていきましょう。
フロスを使うことで、歯垢を落とす効果は大幅に上がりますが、使い方を間違えると歯茎を傷めたり、十分な効果が得られない場合もあります。
よく歯ブラシとフロスはどちらを先に使えばいいですか?と聞かれますが、歯周病学会の論文では、フロスを歯磨きの前に使う方が効果的に歯垢を除去することができるそうです。
そしてフロス、歯磨きを行った後に、フッ素ジェルを塗りこむことが大切だそうです。
正しくフロスを使って、綺麗な歯並びと歯の健康を維持していきましょう!
