「2025年を振り返って」
今年も残すところ、わずかとなりました。
思い返すと、外を歩いているだけで体力を消耗するような猛暑の夏が過ぎ、あっという間に
寒い冬になっていたような気がします。
そんな中、今年もいろいろな出会いがありました。
矯正の患者さんも、小さなお子様から還暦を迎えられた方まで、幅広い層の方にいらして頂き、矯正の知識だけでなく、インプラントや嚢胞、無呼吸症など、再度勉強をした一年でした。
最近の傾向としては、ワイヤーでやりたいという方が多く、中には他の医院でマウスピース矯正をして治らなかったので、もう一度ワイヤーでやりなおしたいといった方や、他の医院でマウスピース矯正を勧められたが、やはりワイヤーで治したいと来院された方もいらっしゃいました。
また、メタルブラケットでやりたいという方もいらして、若い世代の方に受けている「昭和ブーム」の影響もあるのかなと思いました。
若い世代に流行っている昭和の音楽やファッションは、とても懐かしく、昔のドラマなども今はネットで見ることができるので、若い方と妙に話が合って嬉しい限りです。
SNSやAIが当たり前になった現代において、若い方は昭和のアナログ感を新鮮に感じているようで、まさしく「歴史は繰り返す」ということですね!
矯正治療に関しても、デジタル化が進み、マウスピース矯正や裏側からのリンガルなどがありますが、しっかりした咬み合わせを作るためには、最終的にブラケットを付けてワイヤーで治すことも多々あります。
思い起こせば、卒業後、矯正の医局に残った頃は、レントゲンの診断法やワイヤーベンディングなど、厳しく教えて頂き、家でも必死に練習した毎日でした。
その特訓のおかげで、矯正の基礎知識を習得することができ、ワイヤーで自分の思った通りに歯を動かすことができるようになったと思っています。
また、「あの時に教えてもらったことはこういうことだったのか!」と今になってわかることもあります。
これからも更なる成長を目指して、日々努力をして行きたいと思っております。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。



