症状別(親知らずが痛い・歯がしみる・口臭が気になる・歯石を取りたい)
症状別(親知らずが痛い・歯がしみる・口臭が気になる・歯石を取りたい)
症状別
(親知らずが痛い・歯がしみる・
口臭が気になる・歯石を取りたい)
歯医者さんで治せるのは、虫歯や歯周病だけではありません。
口臭の治療は、歯医者さんで9割がた治ります。
そんな症状別のお悩みについて、コチラでお知らせしていきます。
親知らずが痛い
「親知らず」は18~20歳に生え「18歳臼歯」とも言われます。
お口の一番奥にあるので、歯磨きが行き届かず虫歯や歯周病になりやすいのです。
また、現代人はアゴが小さく「親知らず」がまっすぐ生えてこないケースが多いのです。
抜いたほうがいい場合も、そうでない場合もあります。
池田歯科クリニックでは、患者さんのお口を拝見して総合的に判断します。
親知らずのQ and A
Q親知らずは抜いた方がいい?
Aお口の状態や年齢によって状況は違います。ご相談いただくのが一番ですが、大まかな判断材料はというと・・
抜かなくていい:痛みがなく、まっすぐ生え、歯ぐきに被っていなく、噛み合っている
抜いた方がいい:噛み合う歯がない、親知らずの前の歯が虫歯になりやすい、痛い時
Q親知らずを抜くタイミングは?
A腫れる事があるので、時間的・精神的に余裕のあり、重要な予定がないときがおススメです。
Qどれくらい腫れますか?
A腫れは、体の刺激に対する正常な反応で、抜歯後2日くらいで収まります。
抜歯した後が「かさぶた」になるまで血が出やすいので、飲酒や運動、長い時間入浴などは控えてください。
痛みは、個人差がありますが「痛み止め」の処方もしますので大丈夫です。
歯がしみる
歯がしみる原因として、知覚過敏があります。
知覚過敏とは、虫歯ではないのに冷たいもの・甘いものを食べると痛んだりしみたりすることです。
知覚過敏ってどうしてなるの?
歯の一番表面のエナメル質が削れたり、歯ぐきが下ることで知覚過敏が起きます。
どんなキカッケでその状態になるのでしょうか?
1.間違った歯磨きや磨き過ぎ
エナメル質が痛む原因NO.1は、なんと磨きすぎです。
水晶と同じ硬さのエナメル質ですが、硬い歯ブラシでの強すぎるブラッシングにはかないません。
正しい歯ブラシの使い方を一緒に学んでいきましょう。
2.歯周病
歯周病の起きる歯の根元のエナメル質は薄いので、象牙質が露出し、知覚過敏になります。
歯周病の治療が効果的です。
3.「歯ぎしり」や「くいしばり」
実は近年、最大の原因ではないか?と言われているのが、歯ぎしりや食いしばりです。
歯ぎしりや食いしばりは、ストレスのために無意識にしていて、歯医者さんが歯の状態を見て診断するケースが多く、歯がひび割れていることもあるのです。
マウスピースを装着することで改善します。
4.酸
歯は人の体の中で一番硬いところですが、酸には弱いのです。
本来、唾液(だえき)が中和しますが、ダラダラ飲み食いしていると酸性の時間が長くなり、エナメル質が溶け、知覚過敏になります。
食習慣の見直しが大事です。
口臭が気になる
「今朝電車に乗ったときに、前の人の口が臭かった」
「実は、ダンナの口がくさい」
お口のニオイは相談しづらいし、どこに行ったらいいか分からないというお声をよくいただきます。
どこに行けばいいののか?正解はズバリ「歯医者さん」です。
なぜならば、口臭の原因の9割が歯医者で治療できることだからです。
口臭の種類は、大きく分けて「生理的口臭」と「病的口臭」の二つに分けられます。
種類が分かることで原因も分かります。
1.生理的口臭:治療しなくていい口臭です
A起床時口臭
寝ている間は唾液(だえき)の分泌が少ないため、口の中の細菌が増えるので、起きぬけの口のにおいは致し方ないのです。
朝食前の歯ブラシが効果的です。
B空腹時口臭
お腹が空くと、自分の脂肪やたんぱく質を分解します。
その代謝物であるケトン体が血中に入り、肺でのガス交換時に吐いた息と一緒にケトン体が出ると臭うこともあります。
C加齢性口臭
薬の副作用やドライマウスなど、加齢での様々な要因が重なり、口臭がきつくなることがあります。
D疲労時・緊張時口臭
「固唾を呑む」という言葉は、「固い唾(つば)」と書くように、緊張すると唾液の分泌が少なくなり、口の中が乾き口臭が発生します。
E口呼吸による口臭
口で息をすると口が渇き、口臭が強くなります。
(口で呼吸している人が多いのですが、口は食べるための器官です。本来は呼吸のための器官は鼻です。)
F飲食物や嗜好品による口臭
お酒やニンニクなどの飲食物や、タバコ等の口臭もあります。
Gホルモンの変調による口臭
思春期にホルモンバランスが変わって体臭がきつくなるのと同様に、妊娠や月経や更年期などにお口が匂うことがあります。
2.病的口臭:治療できる口臭です
A歯科疾患
・歯周病:口臭の原因の第1位です。
・舌苔(ぜったい):舌のこびりついた白い沈着物のことで、口の中の細胞が剥がれ落ちて舌の上にたまり腐敗したものです。
・プラーク (歯垢)・歯石:歯の汚れを取るのは、歯医者さんにお任せください。
・ひどい虫歯:歯の神経が腐るひどい虫歯は強烈に臭います。
・唾液(だ液)の減少:唾液はお口の中のきれいにする大事な役割があります。唾液が少なると、ばい菌が増えます。ストレスや加齢、ドライマウスなどが原因のこともあります。
⇒上記の治療は池田歯科クリニックにて承れます。
ほかの下記のような疾患が原因でお口が臭うことがあります。
当院で判断がつきますので、その場合は他科と連携が必要です。
B耳鼻科の疾患
副鼻腔炎によるアデノイド等
C全身疾患
呼吸器系疾患・カンジダ感染・糖尿病等
歯石をとりたい
「歯石は取った方がいい」ということはわかっていても、どうして取らなきゃいけないのか?と思いませんか?
歯石は唾液に含まれる「カルシウム」と「歯垢」が固まりなんと、2~3日で出来てしまいます。
「歯石」にバイ菌が住み着き、虫歯・歯周病・口臭の原因になり、歯と歯ぐきの間に深く入り込んでいきます。
深いところにたまると取るのが大変なので、早め早めの歯石取りが重症化を防ぐ「カギ」なのです。
歯石取りって痛くない?
歯石の量や歯周病の状態により、痛みがある場合もありますが、その場合は麻酔して歯石取りをします。
極めて歯石が多い場合、歯石除去に外科的手術が必要になる場合もあります。
溜まらないうちに、定期的に歯医者さんで歯石取りをすることをおススメします。