「毎日のルーティンワークこそが最大の感染対策!」
9月になり、めっきり秋らしくなって来ました!
8月末の暑いときにクリニックのエアコンが故障してしまい、皆様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
コロナ禍において、換気のため冬も夏も窓を開けておりますので、エアコンもゴ~~っと音を立てていて、かなりのオーバーワークになっていたと思います。
新しいエアコンに交換することに当たり、感染防止を考え、高機能フィルター付きにしました。
エアコンが故障したときはクリニック内の温度が35度を超えてしまい、夏場のエアコンはなくてはならない物と実感しました。
他にも、パソコン、診療台、タービン、エンジン、レントゲン、滅菌器など、なくてはならない物ばかりですが、ものにはすべて寿命があります。
少しでも寿命が延びるように毎日のメインテナンスをかかさないと共に、スタッフ同様と思って優しく接しようと思いました。
池田歯科クリニックも開業して14年目を迎え、器械を交換することも多くなって来ました。
つい先日もオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を新しくしました。
一般で言われている除菌、消毒とは微生物の数を感染の危険性をなくすレベルまで減らすことですが、滅菌とはすべての微生物を除去することです。
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)とは、大きな圧力釜のような装置で、適切な温度と圧力の飽和水蒸気で加熱し、微生物を殺滅する最高レベルの滅菌器です。
診療で使うミラー、ピンセット、タービン、エンジン、プライヤーなど、すべてオートクレーブで滅菌しております。
そして、それらは滅菌パックに入っていて、診療前に出しているのをご覧になっていると思いますが、滅菌パックに入れることによって、使われるまで無菌の状態で保管されます。
使用したすべての器具は、洗浄→乾燥→滅菌パックに収納→滅菌→乾燥→保管の工程をふんで行います。
また、タービン、エンジンなどの機材は、非常に繊細なため、滅菌パックに入れる前に必ず専用のスプレーで注油を行います。
オートクレーブも滅菌するものによって、大型、小型の2種類があり、毎日フル稼働しています。
これは、コロナ禍になる以前より、当たり前のように行われていることです。
大阪の吉村知事が「大阪には5500もの歯科医院があるが、クラスター発生はゼロ!何かある。専門家には是非分析してもらいたい」とツイートしてらしたようですが、こういった毎日のルーティンワークが関係しているのではないかと思っています。