こどもの歯について~小児歯科
こどもの歯について~小児歯科
子どもの歯について
– 小児歯科 –
子供は体だけでなく、アゴや歯も成長しているため、今だけを診ればいいのではありません。
大人になった時にどうなるか?も併せて診る必要があります。
池田歯科クリニックには、一般歯科担当医も矯正担当医もどちらも常駐しております。
矯正が必要かどうかという判断も、治療もワンストップで済ますことが出来ます。
子供のむし歯の治療はどうするの?
1 診査と診断、レントゲン撮影をする
まず、視診して「治療計画」を立て、必要であればレントゲンを撮り、親御さんとお子さんに説明して、お口の状態も含め共有します。
当院の歯科医師は子育て経験者ですので、安心してご来院ください。
2 治療を始めます
歯医者さんが好きになってくれるよう、治療を進めます。
歯医者さんに対しての恐怖心を持たなければ、これから先の歯科治療や予防のハードルも下がります。
定期的な検診が習慣になれば、お口の健康をチェックアップ出来る大人になります。
3 治療終了&モチベーション継続
よく治療がんばりました!
定期な検診がスタートできれば、治療で歯医者さんに来ないで済みます。
4 メンテナンスのための「歯医者さん通い」
今度、歯医者さんは「歯をツルツルピカピカにするところ」になり、予防歯科へステップアップです。
定期的に歯医者さんに行くことは、むし歯になったとしても麻酔なしでも治療できる程度で済みます。
併せてブラッシングも学習していきましょう。
自分で歯を上手に歯磨き出来る=お口をキレイに保てることで、全身が健康になりまさに「一生モノの
財産」になります。
子供をむし歯にしない方法、知ってますか?
「1日に3回も歯を磨いているのに、むし歯になってしまう」
「あんまり磨かないけど、むし歯にはならないんだよね」
人によってむし歯になりやすい、なりにくいがあります。
じつは、子供の時の親御さんのお口の環境次第なのです。
「え?親のせい??」
口の中の細菌叢「口内フローラの話」
大人の口の中には、どれくらいの細菌がいるかご存知ですか?
なんと100~300種もの細菌が存在します。
(細菌は悪玉菌だけでなく、善玉菌(共生細菌)も存在し、お口の環境維持を行っています。)
赤ちゃんの口の中には「むし歯菌(ミュータンスレンサ球菌)」は存在しませんし、歯がないと存在できません。
むし歯菌は、どこから来るかというと、親御さんのスプーンなどを介してお子さんの口に移され(乳幼児の口腔内細菌は、母親のものとDNAが一致します)、生後19か月(1歳7か月)から31か月(2歳7か月)の間に赤ちゃんの歯の表面に定着します。
この「最も母子感染しやすい危険な時期」を「感染の窓」と呼びます。
この時期に感染しなければ、それ以後感染する可能性がほとんどなくなります。
子供の口の中の「細菌叢(さいきんそう:口内フローラ)」が形成される時期は、生後1歳7か月から2歳7か月で、完成された細菌叢のバランスは簡単に崩れるないので、後からむし歯菌が入ってきても定着することは少ないとされています。
1歳半~2歳半、このわずか1年の間、母子感染を防ぐことができれば、お子様をむし歯の危険からかなりの確率で守れます。
ちなみに、お口の中への細菌感染は、異性間での感染も指摘されています。
むし歯菌である「ミュータンスレンサ球菌」は感染しにくいですが、「歯周病原菌」は異性間で感染する確率は高いのです。
家族に移さないため、そして自分のお口の健康のために、親御さんだけでなくおじいちゃんおばあちゃんの検診と歯のクリーニングが必要なのです。