「きちんと磨けてますか?」
全国の感染者の減少も見られず、相変わらず自粛の毎日が続いています。
東京都の緊急事態宣言は、6月20日まで延長になりました。
マスク、手洗い、消毒はもう当たり前のようになり、毎日のブラッシングも感染予防のために大切ということも、皆さんご承知のことと思います。
しかし、歯を磨いていることと、歯が磨けていることは大きな違いがあります。
実は、「自分の歯磨きに自信がある」という人でも、実際にしっかり磨けている人は約2割しかいないというデータがあります。
驚くことに約8割の人は磨き残しがあるのです。
次のこと、チェックしてみてください!
歯の真ん中だけに歯ブラシを当てていませんか?
歯垢が残りやすいこところは、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間、奥歯の裏側などです。
人によって磨きぐせがあり、一か所ばかり磨いていて歯ブラシが当たっていない箇所が見られることもよくあります。
すべての面に歯ブラシが届くよう、順番を決めて磨いてみましょう!
ペーストをたくさん付けて、強い力で磨いていませんか?
歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの間、45度くらいの角度で当て、小刻み(5~10ミリくらい)に動かし、1本ずつ歯を磨いて下さい。一度目は何も付けずに磨き、歯垢が取れたら歯ブラシの先にペーストを少し(2~3ミリ)付けて二度磨きをしましょう!
最初にペーストをたくさん付けて磨くと、それだけでさっぱりしてしまい、歯垢が取れてないことがあります。
毛先が広がった歯ブラシを使っていませんか?
歯ブラシは毛先が広がると歯垢除去率が低下してしまいます。1~2週間で毛先が広がってしまう方は力が強すぎるかもしれませんので、注意してください。
歯ブラシ以外にフロスやデンタルリンスなどを使っていますか?
歯ブラシで落とせる歯垢は約60%と言われています。
フロスは歯間の歯垢を除去するもので、ブラッシング後に使うと歯垢除去率は1.5倍に高まります。
また、就寝中は虫歯のリスクが高まりますので、細菌増殖を抑えるデンタルリンスを使うのも良い方法です。
適切なブラッシングは、歯並びやお口の状態によって、人それぞれです。
自分に合った歯磨き習慣で大切な歯を守るとともに、感染予防に役立てましょう!!