「ふてほど!矯正編」
2025年に入り、早くも2週間が過ぎてしまいました!
お正月はいかがお過ごしでしたか?
今年は長いお休みとなった方が多く、私もゆっくりとしたお正月を過ごすことができました。
大掃除などはさておき、ずっと見たかったドラマや映画を一気見して、すごく充実した気分になりました。
遅ればせながら、去年流行語にもなった「不適切にもほどがある」を見て、めちゃくちゃ笑ってしまいました!
登場人物が昭和と令和の時代をタイムスリップして、あまりの違いに驚くのですが、その時代の人や物と接することにより、本当に大切なものに気付くという、笑いあり、涙ありのストーリーでした。
両方の時代を知る私にとっては、懐かしいやら、可笑しいやらで、あっという間に見終わってしまいました。
これって、矯正の世界でも言えることが多くあり、例えば、昭和の時代の先生が今にタイムスリップしたら、アライナー矯正や、光学スキャナーやCT画像を見て、かなり驚くと思います。
インビザラインなどのアライナー矯正を見て、「こんなもんで治せるものかーー!」などと怒る先生もいらっしゃるのではないかと思います。
また、令和の研修医の先生が昭和にタイムスリップしたら、ワイヤーベンディング(ワイヤーを患者さんの歯列に合わせて自分で曲げていくこと)や、ろう着(ワイヤーとワイヤーをろうで接着させることで、かなり難しく、慣れないとワイヤーを焦がしてしまうこともあります)など、かなり苦労されると思います。
昔の矯正の先生は、職人気質の方が多く、「何でこんな事がこんな簡単に出来るんだろう!」とまるで魔法を見ているようでした。
今のようなGoogleやYouTubeもなく、技術的なことは教科書にも載っていなかったので、ひたすら見て盗むといった感じでした。
一方、今はパソコンでやり取りをすることが多く、その点では昭和の先生はパソコンの前ではどうしていいのかわからず、新人の先生に「これっす!」なんて教えてもらっているかなと思うと可笑しくなります。
出来る事なら、新人だった時代に戻ってみたいです。
今の私なら、あの時の先生の魔法が解けるかな?
そんなことを考えながら、「ふてほど!」を見ていました。
まだ見ぬ将来に向けて、今年も日々診療にまい進したいと思っています!
今年もどうぞ宜しくお願い致します。