「旅立ちの春!」
春は、卒業など「別れの季節」そして入学・就職など「新しい出会いの季節」です。
今年も患者さんの中に、卒業を迎え、新たに進学される方がたくさんいらっしゃいます。
矯正治療は、通常1年半から2年半くらいかかる治療で、少なくても月に一回の通院が必要です。
その間、部活、定期テスト、就学旅行、受験などの予定を考えながら、通院するとなるとかなり大変です。
その上、毎食後にブラッシングやゴムをかけたりする期間もあります。
そんな頑張っていた皆さんが、卒業となると私も感無量です。
そして今年は、大学を卒業し、4月より社会人になる方も多く、社会に出るとつらいこともありますが、頑張ってほしいと言う気持ちでいっぱいです。
今年、大学卒業を迎える方は、入学の頃はコロナ禍で、大学に行けないため友達もできず、部活もできず、授業はオンラインでと本当に大変でしたよね!
やっと自由にどこでも行けるとなったら、あっという間に卒業!!
そのせいか旅行したり、ギリギリまで自由を満喫している方が多く見られます。(笑)
つい先日、海外よりお電話を頂き、「リテーナーをなくしてしまって、明日の朝、羽田に着くので、行っていいですか?」と言って、トランクをゴロゴロ引いていらした方がいらっしゃいました。
また、「会社の寮に入ることになったので、リテーナーをもう一つ作って下さい」と言う方や「リテーナーに穴があいてきてしまって、来週帰省するので予約お願いします」と遠方から連絡を頂いた方もいらっしゃいました。
リテーナーとは、矯正治療が終了した後、後戻りをしないよう保定のために使う取り外しのできる装置です。
いろいろな種類がありますが、当院では透明のマウスピース型のリテーナーを使っています。
装置を外して1年くらいは、食事とブラッシング以外使用して頂きますが、その後は就寝時に着けてもらうようにしています。
寝ている時に、歯ぎしりをしたり食いしばったりする方が多いので、リテーナーを入れておくことで、歯の摩耗を防ぐことができ、後戻りの防止にもなるので、夜間だけでもできるだけずっと使って下さいとご説明しています。
矯正治療後も、皆さんがずっとリテーナーを使っていて、いつまでも矯正装置を外した時のきれいな歯並びでいてくれることは、私にとってもとても嬉しいことです。
歯は、食事をしたり、話をしたり、食いしばったりと常に使っています。
親知らずがはえてきたり、歯周病が進行したり、知らず知らずのうちに変化がでてくることもありますが、夜間だけでもリテーナーを使うことで、早めに気付くことができます。
矯正治療を頑張って、正しいかみ合わせと素敵な笑顔を手に入れたのですから、新たな環境でも、自信を持って、笑顔で飛び込んで行ってほしいです!
皆さんの笑顔が、私にとっても「矯正治療を頑張ろう!」という最大のモチベーションになっています。
一緒に頑張りましょう!!