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2023年06月19日

「理想と現実」

普段、患者さんに、「食べたり飲んだりしたら、歯ブラシ、うがいをして下さいね!」

と言っていますが、現実を思い知らされる事がありました。

世田谷区で行っている『1歳半健診』へ行った時の真面目そうなお母さんとの会話です。

 

私:「きれいに磨けていますので、これからも頑張って下さい。」

母:「あの、、、時々夜泣きをするので、その時母乳をあげるのですが、その後も歯ブラシをした方がいいですか?」

私:「、、、、、」

衛生士:「、、、、、」

私:「難しいですよね!」

母:「はい」

私:「朝ごはんを食べた後に、いつもより丁寧に磨いて下さい!」

 

 

また、歯科健診に行っている保育園の保母さんとの会話です。

保母:「今まで昼食後に歯ブラシをさせていたのですが、どうしてもみんなに目が届かなくて、歯ブラシ事故が危ないので、歯磨きさせなくても大丈夫ですか?」

私:「、、、、こちらから大丈夫とは言いにくいのですが、危なければ、園の判断で、、うがいだけでも、出来ればお願いします。」

本当に「理想と現実」の違いは難しい!

 

 

小さい時に甘いのもは一切あげていません!というお母さんがいらして、それは徹底していました。

しかし、幼稚園に上がってお友達が食べていたら、どうしても欲しがるので、あめを一個だけ食べさせて、ちょっと目を離したら、一袋すべて食べてしまったそうです。

歯のために甘いものを与えないというのは、正しいことですが、現実的にはなかなか難しいです。

私は、「甘いものを食べるときは、時間を決めてあげて下さい。その後、ちゃんと歯ブラシをすれば問題ありません。やはり、いつもあめをなめていたり、だらだらお菓子を食べ続けていたりすると、口の中は常に酸性に傾き、虫歯のリスクは高くなりますので、そこは気を付けて下さい。」

と説明します。

理想を追うことはもちろん正しいのですが、時には臨機応変に考えることも大切かと思っています。