「白い歯になってマスクをはずしましょう!」
陽も長くなり、春らしい日々がやって来ました!
コロナの感染者も減り、5月には季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するようです。
卒業式、入学式も通常通り行われる所も多くなっているようです。
いよいよマスクを外せる日も近し!
その時は真っ白な歯で、思い切り笑いたいですよね!
当院でも、オフィスホワイトニングをご希望される方が増えて来ました。
最近では、エステサロンでもホワイトニングが行われているようですが、歯科医院で行う
ホワイトニングと何が違うのか、聞かれることが多いので、お伝えしたいと思います。
オフィスホワイトニングは、基本的に過酸化水素により歯を漂白します。
過酸化水素は医薬品であるため、歯科医師の免許がなければ、法律上使用できません。
当院で行っておりますポリリンプラチナホワイトニングの場合、過酸化水素にポリリン酸ナトリウムを配合することによって、歯の表面の黄ばみを落とし、歯そのものを漂白し、更にコーティング効果を出しています。
エステサロンでもポリリン酸ナトリウムを使用することは可能ですが、ポリリン酸ナトリウム自体には漂白効果はなく、歯の表面の黄ばみを落とすのみとなりますので、ホワイトニングの効果は弱くなります。
しかしながら、歯科医師の資格を持たないエステサロンでも、過酸化水素を使ってホワイトニングを行っているところがあるようです。
歯ぐきが下がっていたり、虫歯があるのにホワイトニングをすると、知覚過敏や歯を痛める場合があります。
また、過酸化水素を使えない体質の方もいますので、ホワイトニングをする前には歯科医師によるカウンセリングを受け、必要であれば、歯石除去や虫歯の治療をしてから行うことが大切です。
当院ではオフィスホワイトニングのみですが、ホームホワイトニングという方法もあります。
ホームホワイトニングは、マウスピースにホワイトニングジェルを入れて、ご自宅で白くする方法です。
一見、お手軽にできそうですが、ホームホワイトニングの薬剤はオフィスホワイトニングに比べてかなり濃度が低いため、時間がかかります。
また、全体的に薬液が塗布されるため、歯ぐきが下がった部分や摩耗した部位などにも薬剤が浸透し、低濃度でもしみてしまう場合があります。
日本国内で許可されているものは、10%の過酸化尿素製剤のみですが、海外では高濃度のホワイトニング剤もあり、ドラッグストアで簡単に手に入ります。
そのため、海外で購入し使用したところ、かなりしみたという方も多いので、十分お気を付けください。
マスクを外す、その日のために早めの準備をして行きましょう!