「舌で健康状態をセルフチェック!」
先日、矯正の患者様より、「舌の白いの、どうやったら取れますか?」とご質問を
頂きました。
これは舌苔(ぜったい)と言って、口内の細菌や食べかす、唾液などが固まってできた
ものです。
原因としては、口内の乾燥や唾液の分泌の減少により、細菌が繁殖しやすくなったり、
歯磨きが不十分だったりすると、舌苔が蓄積しやすくなります。
また、栄養不足や免疫力の低下、ストレスなど、健康状態によっても舌苔を悪化させることがあります。
通常、健康な舌はピンク色をしており、うっすらと白い膜に覆われています。
しかし、舌の表面が白い舌苔で厚く覆われている場合は、胃腸の調子が悪かったり、疲れが溜まっている可能性があります。
また、舌の表面に亀裂や割れが見られる場合は、水分が不足していることもあります。
毎日鏡を見る時、舌の状態をチェックしてみてください。
実は、舌の色は私たちの健康を映し出すバロメーターのようなもので、思いがけない健康状態を知らせてくれることがあります。
舌苔には口臭の原因になる細菌も多く存在するため、ブラッシング同様、お手入れが必要です。
しかし、舌が白いからと言って、歯ブラシでゴシゴシこすってはいけません。
舌を傷つけず、効率よく舌苔を取り除くには、舌ブラシを使用することが効果的です。
奥から前方へ、少しずつ横にずらして3回程度、弱い力でかき出します。
たくさん付いていても、無理して一回で取り除こうとせず、日数をかけて少しずつ取り除くようにしてください。
新しい習慣として、舌で毎日の健康状態をセルフチェックしてみて下さいね!
