中高生の矯正治療
中高生の矯正治療
中高生の矯正治療
青春真っ只中の中高生は、自分でも見た目が一番気になる時期です。
ある意味、矯正をするチャンスともいえます。
中高生(第Ⅱ期:永久歯列期[11歳~18歳])の矯正治療についてご案内します。
中高生の矯正治療は、子供の矯正とも大人の矯正とも違います
すべて永久歯になってからの矯正治療が「中高生の矯正治療」です。
この時期は、身長も高くなると同時に下顎の成長もあり、顔の形も変化し、大人の顔に近づいて行きます。
この頃のお子様は受験や部活など、忙しい時期でもありますので、お子様の将来の予定、希望なども踏まえて、治療計画を立てて行きます。
平日夜間や土曜日も診療を行っておりますので、部活や塾等でお忙しいお子様も通院可能です。
スポーツをやっている方は、噛む力がアップし力を発揮しやすくなります。
また、大人になって矯正治療を始める場合より、簡単に治るケースもありますので、是非ご相談ください。
当院で第Ⅰ期の治療(小児の矯正治療)をされた方は、第Ⅱ期の治療費から第Ⅰ期の治療費を差し引いた金額で、第Ⅱ期の治療をお受けになることができます。
中高生の矯正の症例のご紹介
中高生の矯正 症例1: 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
1.初診: 14歳7ヶ月
2.カリエールセット
3.ブラケットセット
4.治療終了後(治療期間 1年8ヶ月)
年齢:14歳7ケ月
主訴:前歯のデコボコ 物が食べにくい
診断名:下顎の成長が弱く、上の前歯が内側に傾斜していて咬み合わせが深い状態
装置の種類:
1)カリエール
2)フルブラケット装置(上下顎)
治療期間:1年8カ月
費用:
検査料:49,500円(税込)
矯正装置料:770,000円(税込)
カリエール(メタル):2本 55,000円(税込)
矯正調整料:5,500円(税込)(ブラケットを着けた後、1カ月に一度)
知っておきたいこと:
骨格的に上顎より下顎が後方にある嚙み合わせです。
上の奥歯にカリエールという装置を入れ、斜めにゴムをかけることによって、上の奥歯は後方へ移動し、下のアゴは前方へ成長しやすくなります。
それによって、歯を抜くことなく、正しい噛み合わせをつくることができました。
ゴムもしっかり使ってくれましたので、治療期間も短く矯正治療を終了することができました。
リスク・反作用:
カリエールを使用しても、上の奥歯が後ろに移動せず、下顎の成長も思っていたほど見込めない場合、抜歯が必要になる場合もあります。
中高生の矯正 症例2 叢生(そうせい)
1.初診: 16歳2カ月
2.ブラケットセット
3.治療終了後(治療期間: 1年11カ月)
年齢:16歳7ケ月
主訴:上下前歯のデコボコ
診断名:左上2番目の歯が内側にはいっており、上下の正中が合っていない、顎が小さくて歯が入りきらない状態
装置の種類:フルブラケット装置(セラミックブラケット+ホワイトワイヤー)
治療期間:1年11カ月
費用:
検査料:49,500円(税込)
矯正装置料:825,000円(税込)
矯正調整料:5,500円(税込) (1カ月に一度)
知っておきたいこと:
顎の大きさと歯の幅径のバランスを計測し上下左右の小臼歯を4本抜歯し、矯正治療を行ないました。
左上2番目の歯を前に移動させるとこによって、下のアゴは本来の位置で噛めるようになり、上下の正中も合いました。
リスク・反作用:
親知らずがある方は、将来生えてきた際、放置してしまうと、でこぼこが生じたり、咬み合わせが変化する可能性があります。そのため保定装置(リテーナー)を指示通り使用し、治療後も定期検診に通って下さい。
中高生の矯正 症例3 埋伏歯(まいふくし)・叢生(そうせい)
1.初診時:13歳5か月
2.開窓(かいそう)・牽引(けんいん)/上顎ブラケットセット
3.ブラケットセット後
4.矯正治療終了後(期間:2年6カ月)
年齢:13歳5ケ月
主訴:上下前歯のでこぼこ
診断名:上顎右側犬歯の埋伏を伴う、 顎の大きさと歯の大きさの不調和による前歯の叢生
装置の種類:1)リンガルアーチ 2)ライトワイヤー装置(上下顎)
治療期間:2年6カ月
費用:
検査料:49,500円(税込み)
矯正装置料:770,000円(税込み)
矯正調整料:5,500円(税込み)ブラケットを着けた後、1ケ月に一度
知っておきたいこと:
埋まっている歯を牽引する場合は、歯肉を一部切開して、そこに装置を付けて引っ張ります。
2~3週間おきにゴムを交換して牽引しますので、通院、その部位のブラッシングなどが非常に重要です。
リスク・反作用:
通常、左右の犬歯はほぼ同じ時期に生えてきます。左右の萌出時期があまりに違う場合はレントゲンを撮って、位置を確認することが必要です。
埋伏したままにすると、隣在歯の歯根とぶつかって、歯根を吸収させたり、埋伏歯が骨と癒着を起こし動かせなくなることがありますので、できるだけ早く発見し、牽引することが大切です。
※取材もしていますので、ぜひご覧下さい。詳しくはこちら